温泉を掘る費用はいくら!?一獲千金のチャンスとリスクはどれほど?

温泉を掘る費用はいくら!?一獲千金のチャンスとリスクはどれほど?

温泉を掘る費用はいくら!?一獲千金のチャンスとリスクはどれほど?日本は火山列島であり各地に温泉地がありますが、どこでも地面から自然に沸いている訳ではありません!管理人の近所でもありましたが温泉は掘削することも可能です!それでは一体温泉を掘るにはいくらほどかかってどれくらいのチャンスとリスクがあるのでしょうか?費用面含めてみてみましょう!

温泉を掘る費用は100mあたり1000万?!

島国の日本は火山列島の一部であり、日本各地に温泉があります。水も豊富な国ですから井戸水の様に穴を掘ればそこたらじゅうから温泉が湧く気がしますが、実際は簡単では無いようです。

温泉の可能性があるかの調査費用は約1000万

最近の技術は発達しており、事前に専門家で調査すると温泉が湧き出るかどうかがわかるそうです。その費用は状況により異なりますので100万円から1000万以上かかることもあるとか!

掘削するには県の知事の許可が必要

どこでも穴を掘れる訳ではなく、各都道府県で運営している温泉審議会で温泉を掘削するための許可が必要になります。これは重要な天然資源の温泉を守ること、温泉の利用には利害関係が非常に複雑であることから温泉法で規定されており、県の知事が最終的に許可することになってます。この申請等に費用がかかりますが、約50万円ほどと言われてます。

ちなみに、無許可で掘削すれば1年以下の懲役または100万円以下の罰金を課せられます。(温泉法38条1項1号)

温泉の保護だけではなく、地盤沈下等の環境や安全の観点から自治体によっては既存の温泉からの距離制限(すうkm離れていないと掘る事すらできない)とか、温泉を出す量の制限をしているところもあります。

  • 温泉掘削・・・温泉を掘ることを開始する場合
  • 温泉増掘・・・今ある温泉を更に掘り進める場合
  • 動力装置設置・・・温泉を組み上げる為に、ポンプ等を設置する場合

上記の許可を得るのに、審議会が開かれて議論され許可が出ます。

地下から組み上げるにはポンプが必要

温泉を仮に掘り当てたとしても千メートル近くで見つけたとなれば、温水が自然に湧き出る保証はありません。そうなると専用のポンプが必要になります。ポンプも深さや能力に関わりますが数百万円はします。

掘削費用は1mあたり約10万円

これは、業者や地盤、場所にもよりますが1mあたり約10万円と言われております。

単純計算では、100mあたり1000万円となります。

通常1000mは掘る必要があると言われており、約1億円かかる事が想定されます!!!

これまでの費用を合計すると

調査:1000万円

手続き:100万円

ポンプ:500万円

掘削:10000万円

合計:11,600万円(1億1千6百万円)

温泉の豆知識1

温泉法では、源泉が25度以上であれば温泉と名乗っても良いことになってます。また、温泉であれば一般適応症があると記載してもよいことになってます。

一般適応症は、冷え性、関節リウマチ、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、痔、自律神経不安定症、睡眠障害、鬱状態、疲労回復、軽いこうコレステロール血症、病後回復、健康増進等に効果があるとなります。

温泉の経営までには様々な手続きと費用がかかる

先ほど述べました、温泉を掘削するまでで約1億2千万ほど必要でした。

おそらく、手続きや掘る時間があるのでここまででも2、3年かかるかもしれません。

静岡県の十里木温泉では、周辺調査と様々な許可手続きに時間がかかり、掘削スタートするまでに2年を要したとあります。また、1300から1400mまで掘っても温泉が出ない環境が続いて1500mまで掘ってやっと温泉が湧き出たとあり、掘ってから丸3年かかったそうです。

おそらく特殊な岩盤上を掘削したこと、1500mも掘り下げたこと、それまでの人件費等を考えると軽く2億円は超えているのではないかと想定されます。

各種申請費用

参考です

都道府県によって申請書類に貼り付けする都道府県証紙、すなわち費用(税金)は異なります。

温泉掘削許可申請 ・・・・・140,000円
温泉増掘許可申請・・・・・130,000円
動力装置設置許可申請・・・110,000円
掘削施設等の変更許可・・・・24,000円
温泉採取許可申請・・・・・・37,000円
採取施設変更許可申請・・・・24,000円
温泉利用許可申請・・・・・・35,000円
地位の承継等の承認申請・・・7,400円

当然、これらの申請書類は記入するだけではなく

添付する書類がそれぞれにありますので、時間と労力もかなりかかる手続きとなります。

温泉の豆知識2

日本三大美人の湯は、群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉、島根県の湯の川温泉と言われてます。

アルカリ温泉はphが8.5以上で、石鹸と同等以上のアルカリ度がありますから肌の余分な角質が取れて肌がツルツル、すべすべになります。

三大美人の湯の中でも、島根県の湯の川温泉は温泉の伝説自体が美人姫の話となっており正真正銘の美人の湯と行っても過言でないと思います。

温泉経営は大変?一獲千金なのか?

温泉を経営するとなれば、当然ですが土地と建物が必要となります。

これも、地域によっては特に土地の価格は異なるのでどれほどの規模にするのかは経営計画をしっかり立ててから事業を開始しないと即倒産になりかねません。

地方の温泉施設を想定しますが

1000平方mほどの建物で、土地が駐車場を入れて3000平方m(約907坪)とすると建物で約3.5億、土地で1.5億でその他で約1億掛かったとすると約6億円ほどになります。

ざっくり、温泉事業をスタートするには普通に6、8億円かかることを想定して事業を始めないといけない事がわかります。

 

事業の収益性を見てみましょう。

下記を条件とすると

  • 入場料:800円
  • 平日利用者:300人 (240日)
  • 休日利用者:700人 (125日)

収入は

  • 平日:800円×300人×240日=5760万円
  • 休日:800円×700人×125日=7168万円
  • 年間:1億2928万円

温泉を掘削して建物を立てて、約8億円で事業をスタートすると仮定すると、温泉の収益では約7年ほどで元が取れるとなります。当然、利子や従業員の給料等がありますので簡単には行きませんが、飲食やマッサージ等の複合施設にする事で更に利益が上がる可能性がありますので、仮に10年続けれる様な事業計画となって入れば意外と素晴らしい事業ではないでしょうか?

起業する会社の95%は10年以内に倒産すると言われますから、温泉はしっかり事業を描ければ意外と硬いビジネスかもしれません。一攫千金も夢でない感じがします。

ただし、日本は少子化に向かっているので外国人観光客が楽しめる国際的な施設とし、入館してくれる人が減らない

企業努力が必要と思われます。

温泉の豆知識3

温泉には厄除け効果がある!これは風水的な観点となりますが、温泉や風呂に入る事により厄落としになります。特に温泉地では長く温泉に浸かりますので、その分汗となって身体中の厄も一緒に流れるとされます。これは当然運気アップになりますので、体調だけではなく調子が良くなる事を示します。

これは信じるか信じないかにもなりますが、どうせ温泉に浸かるのであれば良い事を信じて見てはいかがでしょうか?!

まとめ

温泉の掘削は、時間と労力とお金がかかる一大事業です。

しかし、事業計画がしっかりして入れば収益性が高くとても魅力的な一攫千金も狙える夢のある事業であると言えます。

今回は、掘削して土地の購入から大掛かりな建物を立てての検証をしました。もし、自分の土地から温泉が湧く事があればビッグチャンスです。その時は逆に小さな秘湯的な演出をしてプレミアムな温泉を経営するのも面白いかもしれません。

 

なお、温泉の効能は、冷え性、関節リウマチ、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、痔、自律神経不安定症、睡眠障害、鬱状態、疲労回復、軽いこうコレステロール血症、病後回復、健康増進等に効果があるとなります。何れにしても気分がリラックスする事に間違いはありません。温泉でリラックスして健康増進をはかりましょう。

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