温泉の効能の科学的根拠はある!?温泉療法は本当に効果があるのか?

温泉の効能の科学的根拠はある!?温泉療法は本当に効果があるのか?

温泉の効能の科学的根拠はある!?温泉療法は本当に効果があるのか?温泉は体に良い健康的になると言われますがなんとなくそんな気がするのが実情かと思います。そこで温泉の成分からその科学的根拠があるのか温泉療法は本当に効果があるのかについて調べてみましたので見てみましょう!

効能には一般適応症と泉質別適応症がある

効能云々の前に、温泉とは何?というところから明確にしたいと思います。

そもそも温泉は、「温泉法」によって日本の法律で定義されてます。

「温泉」とは?

地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他ガス(炭化水素を主成分とする天然ガスは除く)

下記に示す温度、物質を有するものと定義されてます。

1)の温度が25度以上

または2)物質の成分や溶存物質の総量が規定以上になると温泉となります。

1)温度

温泉源から採取される温度が摂氏25度以上

この時の温泉源とは、未だに採取されていない温泉と定義れており。新たにボーリング等により湧水が出た際に計られる温度を示します。

2)物質

リチウムイオン、ストロンチウムイオン、バリウムイオン、フェリイオン、第一マンガンイオン、水素イオン、フッ素イオン、ヒドロひ酸イオン、メタ亜ひ酸、硫黄、遊離炭酸、ラドン、ラヂウム塩、メタほう酸、メタけい酸等が一定以上含まれる、溶存物質(ガス性除く)が総量1000ミリグラム以上

ここで注意が必要なことがあり、単なる25度以上の温水であれば何の物質が含まれてなくても(全くの純水はありえませんが)規定量がなくても、温泉法上は温泉となります。極端な例ですが、25度以上であればただの水でも温泉になります。

一般適応症

全ての温泉で効能があるとされる、疾病、外傷の症例を示します。

冷え性、関節リウマチ、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、痔、自律神経不安定症、睡眠障害、鬱状態、疲労回復、軽いこうコレステロール血症、病後回復、健康増進等

なので、どの温泉でも温泉法で温泉と言えるのであればこの一般適応症は記載しても問題ないとなります。

温泉に行ったら必ず看板があり、成分と効能がありますが上記は常に記載してもOKとなります。

泉質別適応症

先ほどの一般適応症とは異なり、泉質の種類により浴用や飲用で病状に効果があることを示します。

 

泉質別適応症とは泉質により効果がある病状が違う

泉質ごとに異なる効果は、浴用や飲用によっても様々です。それでは泉質ごとに見てみましょう。

単純温泉

浴用としては、自律神経不安定症、不眠症、鬱状態に効果があるとされてます。

塩化物泉

浴用としては、切り傷、抹消循環障害、冷え性、鬱状態、皮膚乾燥症

飲用としては、萎縮性胃炎、便秘

炭酸水素塩泉

浴用としては、切り傷、抹消循環障害、冷え性、皮膚乾燥症

飲用としては、胃十二指腸潰瘍、逆流性食堂炎、糖尿病、痛風

硫酸塩泉

浴用としては、切り傷、抹消循環障害、冷え性、鬱状態、皮膚乾燥症

飲用としては、便秘、切り傷、冷え性、自律神経不安定症状、胃腸機能低下

二酸化炭素泉

浴用としては、切り傷、抹消循環障害、冷え性、自律神経不安定症状

飲用としては、胃腸機能低下

含鉄泉

飲用としては、鉄欠乏性貧血

酸性泉

浴用としては、アトピー性皮膚炎、糖尿病、表皮化膿症

よう素水

飲用としては、高コレステロール血症

硫黄泉

浴用としては、アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、表皮化膿症

飲用としては、糖尿病、高コレステロール血症

放射能泉

浴用としては、痛風、関節リウマチなど

 

二酸化炭素泉については、飲用で胃腸機能低下に効くとありますが、市販の炭酸水が効くのと同じレベルなのでこの効能はかなり心理的な要因が多いと思われます。

病は気からと言いますが、健康も気からではないでしょうか?

特に温泉は、温泉地に行ってリラックスするという転地効果が高いとも言われます。

科学的に証明は困難

ここで難しいのは、この効果を科学的に証明できるのか?となりますが、結論的には困難となってます。単純に飲んだら治った、塗ったら治ったと魔法の様に即効性で効くものではなくそれを簡単に証明できてません。

日本温泉科学会や日本温泉気候物理医学会などで多くの研究はされているそうですが、決定打とはなっていない様です。

筋肉痛や疲労回復は温泉効果が明白

ただし、筋肉痛などは水圧や浮力で筋肉や関節が動きやすくなりますし、温泉で血行が良くなれば痛みの元になっている老廃物が流れて痛みが和らぎます。又、疲労物質は乳酸と呼ばれており、これが抜ければ回復します。血管が広がればこれらの疲労物質が排出され、疲労回復につながります。

家庭でできる温泉療法とは?

 

塩風呂は美容にも大変良いとされている

例えば、

  • 保温効果
  • むくみ解消
  • デトックス効果
  • ダイエット効果
  • 美肌効果

等があるとと言われてます。

それは塩のミネラルが新陳代謝を促進、浸透圧により体の余分なものが体外に出る、天然のミネラルが皮膚から吸収される、塩の殺菌作用等が複合的に働いて効果が出てくるものです。

天然塩は塩風呂にオススメ

TOKIOが鉄腕ダッシュでもテレビでも作ってましたが、塩田に海水を撒いて天日で乾燥させて塩を固める昔ながらの製法。ミネラルが豊富で味も格別です。

精製していないものは粗塩とよばれ、盛り塩、持ち塩に持っとも適してます。

盛り塩用 清めの塩 平釜炊きあらしお 1kg 粗塩/神棚に 【あす楽対応】

家庭で手軽に出来るオススメの入浴剤

ツムラの湯

これは風水的な観点となりますが、温泉や風呂に入る事により厄落としになります。特に温泉地では長く温泉に浸かりますので、その分汗となって身体中の厄も一緒に流れるとされます。これは当然運気アップになりますので、体調だけではなく調子が良くなる事を示します。

これは信じるか信じないかにもなりますが、どうせ温泉に浸かるのであれば良い事を信じて見てはいかがでしょうか?!

 

まとめ

温泉の定義は「温泉法」で決められております。

湧き出てきたところで25度以上であれば又は一定量の定義された物質が含まれていれば温泉となります。

科学的な証明は困難ですが、法律では温泉は一般適応性については効能として記載しても良いとされてますので、各地の温泉には冷え性、リウマチ、疲労回復、健康増進等の効能は良く見られます。

温泉療法として効果があるのかとなりますが、病の原因は血行不良や心の病(気)から来る事がありますので温泉地でリラックスする事は転地効果、温泉は暖かいので血行も促進され一定の体調の良化が見られると考える事ができるかと思います。

 

温泉の効能は科学的根拠や証明は困難ですが、気分がリラックスする事に間違いはありません。温泉でリラックスして健康増進をはかりましょう。

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