我々人類はどこから来てどこに向かうのか!?これは、永遠のテーマであり、
誰も答えを知らない内容ですが、今回紹介するサピエンス全史はその答えに近づけるものを思います。
サピエンス全史から何を学びどう生かすのか!?人間・人類の本質とは!
今回は、サピエンス全史の中から管理人が独自に感じた事をご紹介したいと思います。
この本の面白かったところは、
人間の本質、本能について理解が深まった事です。
それでは、その本質、本能について確認しましょう。
サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
人間の本質を学べる
組織規模は150人が基準になる
これは、本の中でも魔法の数字として示されており、人の組織はこの人数いないであると
互いに親密に知り合い、互いに噂話もできて、組織が維持できる人数だと。
これ以上の人数になると、会社や組織も今までの手法使えなく、管理も困難になり
危機を迎えると言っております。
ポイント
企業を拡大している方は、この人数が一つの分岐点になります。
これ以上の人数を維持するには、虚構が必要で、それが宗教であったり神話であったりします。
本書でも、宗教では共通の教義や神を信じる事で共通の認識をもち協力が可能になると
人間の本能は優秀な人類を残そうとしている
これは、率直に性についてとなりますが
はるかむかしは、小さなコミュニケーションの中では
優秀な女性はなるべく多くの人と性交し
妊娠中であっても子宮内に精子をためて競争を生きのこった人の子供を生むとしてました。
生まれた子供は、だれの子供かはわからないので
集団で育ててコミュニティを強くする、子孫を残す事をしてきました。
これは現代社会のルールに矛盾する環境で
現代の不倫や早期離婚は、人間の本能に合わないルールが引き起こしていると考えられます。
これは、7万年前から農業が始まる1万2千年前まで繰り替えされた
人間のDNAに刷り込まれている情報であり、近代の数千年の歴史からすると
根深さが違うと受け止められます。
ポイント
一夫一婦は、ごく近代に設定されたルールであり人間の本能に合っていない
優秀な子孫を残そうとするなら、なるべく多くの人と性交した方が
確率が高まる。行為そのものはその本能に基づく。
ピンチはチャンスとなる
これは、インドのガンディーの事が記載されていたのですが
ピンチがチャンスというか、”苦境が人をより一層飛躍するきっかけとなる”と
捉えてもらいたいと思います。
本書によると、
ガンディはイギリス統治下のインドにおいて、英語、作法、教養等
多くを学びイギリスで法廷弁護士の資格も取得しました。
その後に、同じイギリス統治下であった南アフリカで列車から放り出された
一等車両ではなく、有色人種は三等車両にのれと。。。
その時ガンディーは、”一等車両に乗る”と譲らなかったそうです。
おそらくこの時の苦い、悔しい経験が、世の中に、人権の平等を広める
勝ち取る為の原動力になった事でしょう。
ポイント
苦い経験は、新たな気付きと決意を生み出す。
これは、神が人間に何かを気づかせるものだと理解できれば
何にでも応用が効きます。
面白かった内容
下記の項目について、いろいろ深い内容が記載されており非常に勉強になる本でした。
理解を深めたい、興味があればぜひ手にとって自身の糧にしてみてください。
・我々ホモサピエンスが、どうやってネアンデルタール人に勝ってきたのか
・地球上の他の生物をほぼ壊滅においやった歴史がある
(これは現実をみて、悲しい気持ちにもなりました。)
・帝国主義は、人類に一体感をもたらいした、文化を作り上げた事などから必ずしも悪い事ではない
・文字はなぜ必要だったのか
・エネルギーは、未来にまた生まれる
たとえ石油がなくなっても他のエネルギーが生まれ出させる
・人間にとって幸福とは
まとめ
人類の歴史から、人間の本能にわたるまで
そして、最後は幸福とはなにか!と
究極の目標についても、下巻の20%ほどページをさいて記載されております。
奥が深く、非常に勉強になる、今後の人生に役立つ本だと思います。
ぜひ、幸せの為に手にとってみてください!!
サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
ちなみに、全貌はオリラジの中田さんが詳しくYou Tubeで解説してますので
概要はこちらがわかりやすいと思います。
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